足腰に負担をかけない水中ウォーキング
60代以降の世代にとっては体力の低下が大きな問題になります。
40歳くらいから筋力が急激に落ちていってしまうものですが、60歳くらいになると自分で階段の上り下りをするだけでも体力的な問題を感じるようになってしまうでしょう。
筋力の低下を防ぐために毎日の体力づくりが必要になってくるのですが、それまであまり運動習慣がなかった人では、急に体を動かすとそれが元でケガをすることがあるので注意が必要です。
ウォーキングなど足腰を鍛える運動はその分下半身に負担がかかりやすく、転倒をしてしまうと骨折などの危険があります。
そこでおすすめなのが水中ウォーキングです。
地方自治体も高齢者向けの教室を開催するなど、始めやすい環境が整っています。
水中ウォーキングのメリットは、まず浮力があることで体重の負担が腰や膝にかからないという点です。
さらに水の中では水圧がかかることから筋肉を発達させることができ、体への負担がないのに効率的な運動を短時間で行っていけるでしょう。
その他にも水圧によって体全体の血液循環が良くなることから、心肺機能を高め持久力をつけることができます。
何よりも水の中に浸かるということ自体が心地よく、ストレス解消になるというところが大きなメリットなのです。
昔を思い出してボウリング
ボウリングは1970年代に爆発的に流行したスポーツです。
当時はプロボーラーの試合がテレビ中継されるなどかなりの注目度となっていたので、団塊世代の人のほとんどは若い時期にかなりの頻度で通っていたのではないでしょうか。
その後ブームの終焉により全国のボーリング場はかなり減ってしまいましたが、団塊世代がシニア世代になったことで、再びボーリング人口が増加しつつあります。
ボーリングのよいところはそれほど体力を必要せず、コツを覚えることでどんどん上達していくということです。
数年のブランクがある人でも、再開してみればかなりよいスコアを取ることができますので、運動習慣としてボーリングはかなりおすすめできます。
シニア世代にも大人気のヨガ
若い女性を中心に人気の高いヨガですが、シニア世代向けの教室も多く開催されています。
ヨガはゆったりした動作のようですが、かなり体力づくりに効果が高く、毎日続けていくことで筋肉を退化させないという効果があるのです。
最初は基本を覚えるためにインストラクターに教えてもらう必要がありますが、ある程度覚えれば自宅で簡単に行うことができるでしょう。
ヨガは非常に奥深く、突き詰めて上達していくという楽しみもあり、ヨガを通じて人間関係を広げていくということもまた有効な健康効果となります。
無理なく始められるシニアヨガというジャンルもあるので、一度体験してみることをおすすめします。