格安スマホとは
ほんの数年前まで、携帯電話やスマートフォンなどの通信機器といえば、docomo、au、softbankの3大キャリアから選ぶことしかできませんでした。
しかし総務省により通信事業者の規制緩和が行われたことにより、3大キャリア以外の「MVNO」と言われる移動体通信事業者と契約できるようになっています。
格安スマホが導入されて以来キャリアを乗り換えた人は右肩上がりで上昇しており、特に2017年には一気に普及をしました。
とはいえ長年3大キャリアでスマホなどを使ってきた人にとっては「格安スマホ」への乗り換えにはまだ抵抗感があるのではないでしょうか。
まず「格安スマホ」とは何なのかということから説明をすると、これは既存の通信網を借り入れる形で独自のモバイルサービスを展開しているものの事です。
「MVNO」として有名なところでは、OCNやビッグローブなどのプロバイダ大手や、イオンや楽天、ビッグカメラなどの流津系企業などがあります。
3大キャリアはモバイル通信のためのハードウェアを独自に所有していますが、MVNOはそうした設備を自社で持たず、既存のものを借り入れているというところに特徴があります。
ですので3大キャリアでないとつながらないのではないかという心配はなく、格安スマホを契約しても結局は大手の通信網を利用していることになるのです。
おすすめの理由、注意点
格安スマホが急激に普及した理由は、その使用料の圧倒的安さです。
例えば同じdocomoの通信網を使っているものであっても、NTTドコモとの契約では月額料金7325円かかるプランが、MVNOである「NifMo(Niftyによる格安スマホ)」では2975円とかなりの金額の差があります。
これが年間でかかる料金として比較をすると24ヶ月の使用で約10万円も安くなるということですから、毎月の通信量の高さに悩んでいた人にとってはとても喜ばしいサービスと言えるでしょう。
通信網が同じならさっさと乗り換えた方がいいじゃないかと思うところですが、一つ気をつけたいのがそれまで使用されてきたキャリアメールなどのキャリア独自のサービスを使用することができなくなる点です。
また格安スマホの場合、プランによっては電話料金が制限なくかけられるようになっているので、普段から通話時間が長い人にとってはかえって高い金額が請求されてしまうこともあります。
格安スマホはどちらかというとそれほどスマホの使用頻度が高くなく、できるだけ月額料金をおさえたいという人向けのサービスと言えるでしょう。
同じ格安スマホであってもどんどん新規参入がされているので、契約をする時にはじっくり考えて、比較をして選ぶようにしてください。